ルーマン勉強しようってので何から読むか順番

全く個人的な意見で書く。ルーマンは判らん、嫌いにならないための入門書読む順番ね。でも判らないのは僕、判らないでもいいと想うのだけれど、だめですか?ルーマンの数十年の研究をあなたが何かを読んでルーマンが判ったなんていえるのかな?それよりもルーマンを読むことで差異を生み出せればそれだけで十分だと想うよ。研究者になるつもりがないならね。

 あっ順番ね。一番最初に読むといいかも?『ルーマン 社会システム理論』新泉社。これはルーマンのHow to本って感じでとっつき易いが、今、何読んでるのって聞かれてこれを答えるのはちょっと恥ずかしいから隠れて読もう。

 二番目に読んだらいいかも?『システム理論入門 ニクラス・ルーマン講義録1』新泉社 その名の通りルーマンのシステム論の講義を著書にしたもの、社会システム理論の初学者を意識しているから判りやすい。講義であるから口語口調で書かれている点もテクストを理解しやすくしている。

 三番目『社会理論入門 ニクラス・ルーマン講義録2』新泉社、上のつづき。

 四番目『ルーマン/社会の理論の革命』勁草書房、体系的にルーマンについて書かれている。細かいところまでよく調べているなーと感服する。書の値が高いが、それだけの価値はある。分厚いけど、初学者でも読めると想うよ。
 
 五番目『ルーマンの社会理論』勁草書房、著者、馬場さんのルーマン解釈とその説明がすばらしい。
 
 六番目『社会システム論と法の歴史と現在』ルーマンシンポジウムの内容を著書にしたもの。ルーマンの人となりが判って面白く、肩肘はらずに読めるかも。
 
 七番目からは一次文献に踏み込もう。ルーマンが書いたものへと対峙してみよう。であるが、土方昭氏が訳しているものは避けること。理由は言わずもがな。それから鼻息あらくして、ルーマンの最初の大著『社会システム理論上下』恒星社厚生閣はその意気込みは認めるが、翻訳がよくないこと、ルーマンが一般システム理論を意識して書いているために内容の抽象度が高いために難解。読まないほうがいいけど、でも読んでもいいかも、ドイツ語か英語のものと併用して読めば理解度は深まると想う。ルーマンの理論に打ちのめさせるのも良い経験かもね。僕はしょっぱなから、こいつを読んでしまった。前にも書いたことがあるのだけれど三年かけて読んで、判ったことは全く判らないということが判った。
      


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