なぜ勉強法に拘るのか、或いはルーマンのカードボックス法「自分」バージョン

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 あの、なぜ私がこんなにも勉強法に拘るのかというと、幼い頃からの疑問で、親に「勉強しなさい!」なんて、よく叱られますでしょ、恐らく勉強嫌いなのは、算数の勉強が嫌い、或いはできないってことでしょうね。けれど私の場合は「算数の勉強の勉強」をどうして、やればよいのかという疑問がまず現れてきて、その後も長く執拗に私を苦しめることになるのでした。

 

 図書館なんかで、皆さんカリカリと勉強してるのを見て、「あの・・今、勉強されているのですか?つきましては、もし良ければ、あなたが勉強されてる勉強の勉強を僕に勉強させてくださいませんか?」なんて、ほんと涙顔で云ったのやら、云わないのやら。

 そんなこんなで、少し大人になってきて、最初に何を読んだのでしょうか?恐らく、渡辺昇一さんの『知的生活の方法』が最初ではないでしょうか。それまでは、こんな馬鹿な疑問を抱いて、にきびに西日があたり、目を眩しく細めて顔をきめる。ちょっと女生徒の視線を気にして、ふと周りを見渡せば、我一人なり。愕然。こんな自分、世界で僕一人だけだろうなと根性焼きに耽っていたら、結構、勉強法についての思索されている、お偉い先生方がいるというのに気がついたのですね。

 それ以来、知的創造法に関する著書を読みまくり、実際に実践してみては挫折、また実践、挫折の繰り返し、一度、勉強法のフォーマットを確立したならば、必ず後はうまくいくと信じて、血反吐、吐くような年月を重ねて参りました。『知的生活の方法』の類の著書で恐らく、読んでいないものはないと思われる。とにかく読みまくり、挫折しまくった。

 そしてある時に『ルーマン、学問と自信を語る』を読んでいて、脳みそを棍棒で殴られた想いがしました。ルーマンが自己の知的生産の源泉であるカードボックについて、P150,151,156の僅か三ページに非常に抽象的ですが、カードの創り方に触れていて、その頃、私も納得がいかないながらも、カードに読書して浮かんだアイデアだとか記しておくことを細々と始めていたのですが、その3ページのみを読み、これまでの苦労は何だったのかと思うくらい、よし!カードボックスでいこう!と決心が付いたわけなのです。

 けれど、情報が3ページしかないので、どうやってカードを創ればよいか判らない。それは眼力でページに穴があくくらい読み返し、想像力を働かせ、試行錯誤の連続、ついにルーマンのカードボックスと恐らく、同じ論理で創りあげられているであろうカードボックスを構築するに至ったのでございました。

 それから、アフィリエイトで宣伝している「紙Copi」という世界で一番、単純明快且つ様々な使い道を構想することができるデータベースソフトとの出逢いも大きかった。今はすべて、「紙Copi」に読書して浮かんだアイデアルーマンのカードボックス形式を採用して、こつこつと自分オリジナルのデーターベースを構築しています。

 あの、脳みそが萎縮しても書けているのは、このソフトのおかげなのですね。例えば、「観察」についての批判があると、既に私は想定できる全ての批判に答えうるだけのカードを「観察」というボックスに創ってあるのです。あとはそこから引き抜いてきて、他のカードと選択的に関係づけることで、自動的に私はタイプする機械へと変貌するのです。最近、少し、ルーマンの気持ちが判るようになりました。ルーマンは25歳からカードボックスを構築し始めますが、私はルーマン法を採用する以前も含めると、ルーマンよりも早くにカードボックスを創りはじめた、というのは、ただの自慢。それで、大きな仕事ができるとか、したいなんて思ってないから!

 具体的な方法はまた、次があるかどうか判りませんが、書きたくなったら書きます。それまで、あなた、はい、あなたのことです。僕が勉強法のフォーマットを構築するまでに味わった、例えば鼻の穴に良く熟れたスイカを無理やり入れられ、涙腺から取り出したものを、お猪口一杯のお水で丸呑みするとのご命令。懸命に、スイカお猪口の水一気に飲み干し、スイカも丸呑み呼吸が全くできず、涙流し耐えながら、もう少しで食道を通過する。スイカが!よく熟れた、きっと真っ赤で甘く、お塩少々付け加えたら最高のスイカ!そのスイカが今、食道を通過するのですー!と、あなた様、無表情、顔色一つ変えずに、やっぱ、おまえ、吐き出せ。とポツリと呟いてみた、ああ、スイカが、スイカが食道を通過するのですーー!卒倒せんばかり。みたいな不条理且つ、千辛万苦。言葉では到底表現すること不可能な生き地獄の阿鼻叫喚、思う存分に見て来なさい!

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