お前達も終わってる

　ご批判、やはりありませんでしたか。あの、私はこれまで区別に基づいた観察の形式でもって、バカな議論を相対化しつつも、あらたなコミュニケーションへと接続させることに努めてきました。

　例えば、後藤氏は「べた」にそうだけど、内藤氏も「べた」だな、本田氏もかなりそういう傾向があるけれども、ニートを議論し、他者を批判する上で、その他者が或いは、世間一般が想定するような区別をして、ただ反対項を指し示すのって、これは二神氏世代の革命的転覆の思想で、戦略的には６０年代の古い代物だから。ニート擁護/けしからん、という区別して前者をマークしても、同じ区別という点で機能的に等価である。体制に対して、アンチを提示して価値転倒をはかるのって、革命的にありえない戦略だから。ちなみに「てーげー革命」の革命作法は自己言及だからね。

　あのね、なぜ全ての観察は偶発的であり、だからこそ如何に区別をしているのかというメタな視点で観察し、そしてまた自己の観察も後続する区別という作動に接続させていくことがスマートな戦略なのであり、そんなこと考えたこともないのだろうね、だめな典型として後藤氏がほんと戦略的且つ知的にも低レベルなのは、何か右派とか左派とか、６０年代のけつの蒼い学生が鼻の穴を膨らませて、そんなもの今では混淆、カオス、両項ノマド的であるのに、タイムスリップ的に話を持ち出し、そして同じ区別のアンチをくどいくらいに提示して、はい終わり！どんな問題って！！あんた、それで終わらせて、何がしたいの？って云いたくなりませんか？

　今の壊れた社会を変えなきゃ、とか云うのはご勝手ですが、ああ、別にこれは後藤氏が云ったわけではなく、あの三ファミリーのブログにおけるコメント欄の議論をご覧なさい、社会が壊れてる的感想文の乱立を。だ・け・ど、それは単に、お・ま・えの観察に過ぎないから。何度も云うけど、いかなる観察も偶発的であるということを忘れないように。そして、この偶発性という観察が普遍的であるのは、自己が偶発的/偶発的ではない、という区別において偶発的を指し示した、そのいかなる観察も偶発的という観察自体もたまたま、前者を指し示したに過ぎなく、その意味で偶発性という観察も偶発的であるところに所以するわけです。だから、ひたすら同じ区別のアンチとお経のように唱えて終わりじゃなくて、また、社会は壊れてると悲観して終わりでなくて、観察が偶発的ならば、如何なる区別をも我々には投入可能ということであり、新たな区別をすることで、その作動を後続の区別へと連鎖させていくことで、社会を観察しなきゃでしょ。いいですか、同じ区別の反対項を言い続けても、ああ、そういう社会の見方もできるで話は終わってしまうから。社会が壊れてると観察したならば、阿鼻叫喚図に陥るのではなくて、新たな区別を投入して、社会システムに区別の連鎖を生じさせることが、スマートな戦略となるわけです。皆さんお判りですね、あの三ファミリーとその愉快な仲間たち、が終わっている理由が。

　さて、お前も達も終わっていると題したのは、私は意図的に上記の投稿で、お道化を演じて、どれだけの批判があるだろうか、最近、社会学的作法Blogに多くの方が訪れてくださり、ありがとうございます、私がこれまで主張してきたことをどれだけの方が理解しているのだろうか、ごめんなさいね、かまをかけさせてもらいました。全く批判なく、これが、知識人らしきものも、阿呆なのだから仕様がないけど、社会学的作法Blogのテクストを読み、識者のオイタに薄ら笑いを浮かべている、そう、お前、お・ま・えらも終わってるから！！

　先の投稿の結論をみよ、ニートと言うな/ニートと言いまくれ、も同じ区別の一方を指し示しているに過ぎない。もう、一般の方をこき下ろすことはしないと云っているの「自分」をこき下ろすチャンスですぜ、そこを突いてきて、「自分」を赤っ恥に曝さなきゃ。

　ですが、あの結論は間違ってはいないのです。なぜなら、後続する区別の連鎖という意味のこのテクストにおいて、新たな区別を投入して、コミュニケーションシステムを創発し、私の観察を観察した誰かが新しい区別を投入するという自己言及的、「てーげーシステム」に、この結論まで読んで頂いた、あなた方を招き入れることに成功しているのだから。

参照サイト：http://kgotoworks.cocolog-nifty.com/youthjournalism/
　　　　　　http://d.hatena.ne.jp/suuuuhi/
　　　　　　http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/

参照テクスト：http://jibun.seesaa.net/article/8444607.html
　　　　　　　http://jibun.seesaa.net/article/8527799.html
　　　　　　　http://jibun.seesaa.net/article/8808145.html
　　　　　　　http://jibun.seesaa.net/article/11210458.html
　　　　　　　http://jibun.seesaa.net/article/11405983.html

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