知的表現法 -脳いじくり編-

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 勉強しなければいけないのに、やる気がでない。まあ、そんな方には勉強法なんて必要ないのかも知れませんが。私自身、自分が、なぜ読んで考える作業をするのか、よく判らないのであります。 

あの、昔、アニメの「一休さん」を見ていたら、「どちて坊や」なるガキがでてきて、何にたいしても「どちて?」「どちて?」と周囲の者を質問ぜめにするために、大人たちは辟易としている。私も単に「どちて坊や精神」であり、作家デビュウのためやら学者になるためだとかいった理由ではなく、知りたくて、知りたくて仕様がないことがたくさんあり、結果としてそれが読んだり、考えたりすることに繋がっているのではないかと思います。

 それでも気持ち的に落ちてしまい、モチベーションが低下することも御座います。そうすると、なかなか読むことができなくなる。その気持ちの落ち込みはつまり、脳のメカニズムに由来するもので、脳内の「神経伝達物質」が大きく影響しています。

 うつ病を例にさせてもらいます。脳の研究は日進月歩で進んでいて、うつ病患者の脳がどういう状態にあるのかも、研究が進んでいます。うつ病患者の脳内の神経伝達物質、とくにセロトニンノルアドレナリンが減少していることが認められています。ただ、神経伝達物質の減少を引き起こしている、その理由はまだ判っていません。「プロザック」という抗鬱薬が性格を変えてくれる、幸せの薬なんてもてはやされたのをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、あれは「SSRI」と呼ばれる次世代の抗うつ薬の一種であり、脳内で「セロトニン」に対して作用するものです。「プロザック」は厚生労働省が認可していないので、日本においては処方されることはありませんが、ネットを介していくらでも手に入ります。ただ、日本で認可されている「SSRI」及び、「プロザック」が幸せをもたらしてくれる、秘薬なんてことはありません。「ノルアドレナリン」に作用する「SNRI」もありますが、これらの次世代の抗うつ薬は効き方がマイルドで、副作用が少ないというのが特徴であり、あまり流言蜚語に翻弄されることがないように。ですがこれらの薬が気持ちの低下に効果を示すことは、はっきりしており、その種の症状で研究に支障があるならば、利用するのもいいでしょう。私自身、「SSRI」を使っています。

 抗うつ薬について、長々と書いてしまいましたが、云いたいことは勉強するのに、どっかの予備校の夏期講習の如く、鉢巻きまいて、ぜったい合格なんてね、気張っているのは下らない精神論であり、まあ「きばり」も脳に何らかの作用をもたらすでしょうから、意味なしとはいいませんが、それより一つの選択肢として現行の薬理学を研究し、おくすり或いはサプリでもって直接、脳をいじることで、知的表現の効率を上げることは可能であり、またそれは精神論にしがみつくことに比して絶大な効果を体感できることもあるということです。

 所謂、「スマドラ」と云われるものは、星の数ほどあり、中には私のようにジャンキーになって、脳病院に入れられる危険性もあるので御気お付けくださいませ。いいですか、私は使用していますが、それは薬理学を研究し、リスクを受け入れて使っているわけで、スマドラを使用するのが知的表現のために必要であるわけではないので、その辺りを使おう思われた方は熟考しましょうね。

 私はくすりを常用したために、記憶力の著しい低下を招き、実際に脳をCTスキャンで見てみると前頭葉が萎縮しているのが確認されました。ですが、それは以前から想定していたことで私はそのリスクを受け入れ、今もその薬を使用しています。それ以外にも様々な脳に作用するものをいろいろ使ってますが、その内、完全に脳がやられちゃうかもね。

 予断ですが、私の場合、勉強時、テンションを上げるために音楽はなくてはならないものです。最近では気持ちをハイにするのに、「Sex Pistols」「The Clash」といったパンクを聞いています。クラシックも聞きますし、楽しい気持ちになるために、「ボブ・マリー」もよく聴きます。まったり系として「Doors」もいいですね。

 それから映画も動画配信やレンタルを利用して、最低でも一日に二本は観ています。多い時は5本に挑戦します。映画を観ながら、「エミネム」を大音量でかけて、ブログを書きつつ、書を読んだりも結構あります。映画も音楽も脳への刺激となる意味で私にはなくてはならないものなのです。

 まとまりのないテクストになってしまいましたが、何か参考になれば、ああ嬉しいかな。

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これらは、ほんの一部です。

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