気だるさの中で

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 気づいてみると、胡坐をかいた状態で眠りに落ちていた。

僕は基本的に眠らない生活をしているのですが、それでも脳が悲鳴をあげ究極に達する疲労を感じた瞬間、気絶するように眠りにおちているようである。どのくらい眠っていたか判らない。さあ寝ましょと、布団に身を横たえたという記憶はここ数年ないと思う。胡坐をかいた状態でも眠っていたのだろうから脳の感じていた疲労感は消えている。
 
 事典を積み上げて作った即席の机の上には、モールスキンのノートと、ヤンセンゲーテという名のインク、ペリカン製で軸が一番太い万年筆が無造作に転がっている。ノートには、「ニート」を語るアホさを観察したプロットが書かれていた。こんなこと書いた覚えなんて全くない。気だるい空気の中、ボブ・マリーをかける。さあ、如何に生きよう?

 もう、小林秀雄だけを読んで、あとは逸楽としてドイツ語、フランス語、ラテン語サンスクリットだけ学び過ごしていこうと思っていた。

http://d.hatena.ne.jp/eculus/20060115#c1138636640

 において、無策氏の発言を読む。氏が私の考えていることを的確に指摘しているのには毎回驚かされ、且つスマートな理解者の存在に感謝する(1)(2)(3)。私は意図的に難しく書いている部分があり、当然、書き手と読み手の理解にはギャップがあるのは自明のことなのだけれど、時に私の見るギャップは、もう次元が違っている乖離となっていることもある。テキストは如何様にも読まれうるべきであるが、それでもいささか、おセンチに陥ることも無きにしも非ず。

 ここに一人の理解者がいる。また書こうというモチベーションを取り戻した。

 それだけ、ただ、それだけ。オチはない。

【註】
(1)無策氏のいう「自分さんが得意とする「観察の観察による相対化」という批判論法が、社会構築主義の陥穽を克服しているという議論です。」
「区別コードの見すかしゲームが、東紀浩が指摘するような実りのないメタゲームに終わら ないためには、てーげーという発想が必要であると感じるわけです」という点に関しては「社会てーげーシステム理論」を見よ。

(2)構築主義が記述する対象の実態を無視する、典型的な誤りに関しては、「構築主義は嘘つきか?或いは、てーげー的戦略」を見よ。

(3)ゴーダム氏との対話。http://jibun.seesaa.net/article/8531686.html#comment
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ゴーダム氏のテンションが下がっていく様子を伺える。読みごたえがあると思われる。


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