エッセイ

気だるさの中で

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 気づいてみると、胡坐をかいた状態で眠りに落ちていた。僕は基本的に眠らない生活をしているのですが、それでも脳が悲鳴をあげ究極に達する疲労を感じた瞬間、気絶するように眠りにおちているよう…

僕は殉教者

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキングにはならんから!きゃっははは!「死ぬための教則本」読んで、俺の殉教も厭わないなんて孤高な精神に胸をうつものあり、俺の画像を見つめ、「自分さん・・」って呟いた、紳士淑女諸君、自分なるも…

眠らない人

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 僕は基本的に眠らない生活なんです。常に脳をあらゆる手段を用いて覚醒させておき、眠らずに、考える、読む。そうはいっても、人間ですから睡眠は必要ですね。僕の眠りは脳が極限までに疲労した時…

自分-0ゼロ-

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 最近、理論的なテクストに偏りがちですね。僕の考えはここ5,6年、基本的には変わっておらず、書くことがないと、さくっと書けてしまうものでついつい理論的なものが多くなってしまうのです。 …

死にに参ります

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 以前にも書きましたが、僕は書くことに対する知的悦楽なんてものは全く喪失してしまいました。けれども、考えが自然と浮かんでくるので、そのままうっちゃればいいのですが、もったいない精神で浮…

ある作家の死

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング ある有能な作家がお亡くなりになりました。転落死ということですが、真相は死をとげた本人のみぞ知ることです。 僕は直接の面識は無かったのですが、恩師からその作家の話をたびたび聞いていたの…

書くということ

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 社会学的作法blogとは大弾幕を張ったもので、中身は趣味の類を出ない、学問おたくのごたく。そんな批判か、ありがたい叱咤か、気にとめることもなくもなく、ネットで書くことを6、7年続けてきた…

祖父母の思い出

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 祖父は学者気質な方であった。幼い私を居間に呼んでは、いつ終わるのか判らない説法を聞かされたことを幽かに記憶している。幼い私にはその内容を理解する能力はなかったが、頭の回転が速い人だと…

出逢いの風景

▼最初に現在のランキングを確認するなら 人気blogランキング 僕は恋をしたんだ。 その夏、僕はヒッチハイクで北海道を旅していた。原生林の静寂さと、ひたすら真っ直ぐな路の彼方から吹寄せる風は爽快であったが、僕は鬱々としていた。理由は判らない。ただ…

ルーマンと憂鬱

蒼き思い出でも話しましょうか。もうずっと昔の話のような感覚ですが、以前、私は西池袋の3畳一間、家賃月1万円という凄まじいところに下宿していました。その頃の話は鬱系の「あの頃の話」で少し触れているのですが、あの頃は私には常に陰惨な風景が憑い…

喜劇という喜劇

僕は常に父親を恐れて暮らしていた。父親の帰宅を知らせる車のテールランプが一階の居間に差し込むと、姉は物を云わずに二階の自室へと階段を上がっていく。僕もこれから始まるであろう、ののしり合いを予期し自室へと引きこもる。どなり声が響くと体が硬直…