おくすりとおすすめ映画、いいものと破綻

 あのさ、映画でも、いろんなジャンルがあるよね、コメディ、ラブストーリー、ホラー、ロードムービー、SF、SMああこれは違うか。あまり知られてないけど、ドラッグ・ムービーというジャンルもちゃんと確立されていて、おくすりの話したから、名作を挙げるからみてごらん。これはおくすりなんて絶対だめという人でもね、人生の教訓になるから。でも、俺ね、タイトルって見ないし、曲もそうだけど、アルバムのタイトルとかも見ないで聞いてるから、人に何がお勧めと言われた時ほんと困るんだよね、書籍のタイトルとかでも。

 その前に名作ってことだけどさ、芸術なんてみる人の解釈じゃんって意見絶対あると思うんだ。確かに、昔って、まだ若造だけど、俺も思っていたわけ、でもね、例えば小説でも、映画でも音楽でも絵画にしてもね、好きでいろいろ見て勉強していくうちに、これは判る人はわかると思うんだけど、ある時から、ああ、この映画はいい、または破綻してるってのが判るようになるわけ。それもシステム内的だろっといわないでさ、学システムの理論を全てに適用して、生きてるってロボットかメカだからね、よく、俺がさ泣き言、表で書くと、てーげーと矛盾してるとか批判あるんだけど、俺、システム理論的になんか生きてないし、生きたくもないからね、けれど、無頼がきて、理論的なもの書いて、ちょっと文芸ちっくなものが入って、泣き言書いて、批評的なものが来て、理論がくるって、あれ、戦略的に書いてるんだ、ぶっちゃけね。首尾一貫してないでしょ。「自分」というキャラクターが。まあ全て言ったら面白くないからいわないけど、想像してみて。
 
 何がいいものか、破綻してるか、けれど基本的には通低するものがある。それってさ、例えば音楽でも、ロック史を見れば、時代、社会的背景とシンクロしながら、その流行というか既成的な音楽が古臭いものになり、新たな胎動に取って代わられるわけ。音楽は音楽で音楽システムなんかいっちゃうけど、それは政治システムとか、経済システムとかと構造的にカップリングしてるんだよ。

 だから早く紹介しろよ!なー。悪い悪い。でもさ、よいものってのは、その時代の既成的なもの、誰がみても、いいなと思うような音楽でも絵画でもいいけど、それをぶち壊して、それでも音楽として、或いは絵画として、破綻せずに成立しているものなわけね。奇をねらい、そういうエキセントリックなもの、やる人はいっぱいいるのだけれど、ほとんどが破綻してる。その中でこれはいいと思われるものが、次の時代の既成となり、それは永遠回帰的につづいていくものなわけ。はい。

 俺、リンク張ったりしないから、あんなの見てくれは、よくなるけど、もらえる金なんて微々たるものだし、そのぐらい、見たいなら自分で調べて買えと思うから。

 ます、アル・パチーノが最初に主演した「悲しみの街角」だっと思う。これはね、ジャンキーがどうなるか嘘なしで、正確に表現してる。全部言ったら面白くないからいわないけど、例えばよ、薬が切れるよね、もうないって判っているのに、ゴミ箱とかあさって家中さがしまり、めちゃくちゃにするの。ないのは判ってるんだけど、やっちゃうとことかね。正確に表現して、且つ挙げる映画の中で一番、いたたまれないかな。この映画はすごいよ。

 次は、えーと何がいいかな、最近だと、「ドリームズ フォ レクイエム」だったと思う。これは、見れば判るけど編集の仕方と音楽がいい効果をだし、それは滑稽なんだけど、やっぱ、ドラッグは崩壊へと向かうものであり、序所に滑稽さから恐ろしさ、けれど編集と音楽の効果で滑稽さを残しているところ。この相容れないものが、両立して、ドラッグの狂気の世界を表現しており、それは完全に成功してるね。あとシナリオもいいね。

 はい、つぎ、「シド アンド ナンシー」知ってる人は知っている定番みたいなもの、それはピストルズシド・ヴィシャスの話なんだけど、この人、パンクではある意味伝説の人なわけ、それはベーシストとしてではなくて、だいたい、パンクはぶち壊すことがまず、前提だがら、うまく弦をたたくわけがない。狂ったと云う意味で伝説で、しかも、この人はめちゃめちゃ、かっちょえーわけよ。DVDであんのかなー、MY WAYとか、とにかく狂ってドラッグにはまりまあ、あの時代のロッカーはドラッグやらなきゃ、ロッカーじゃないというところがあったんだけど。それで、おしい人材も無くした。ジャニス・ジョップリンも、ジミ・ヘンとか、あのギターもっと聴きたかったね。映画ね、それで最後はって言わないほうがいいか。でも、栄枯盛衰というかな、あの狂ったシドもかなりきつかったんだなー、という感じ。みんな、シドの映画としてみるけど、ドラッグムービーとしていいものだね。役者もうまいが、ルックスはシドに遠く及ばない。シドはかっこいくないとだめなわけ。でも、シドは1979年にドラッグの過剰摂取で死ぬんだけどさ、後にピストルズが再結成しておじさんの醜態さらすことになるわけ、その点で、シドは醜態さらさずに済んで救われてんのかな。

 次はね、オリバー・ストーンが監督やったのも、異質で面白いけど、「ドアーズ」ね。言わずと知れた、ドアーズのジム・モリソンの話し、彼は結局1972年に死ぬのだけど、ジム・モリソンも狂人ね、でも、シドとは違う、天才肌の狂人なわけ。映画もつくってるし、やはりサイケデリックなんだけどその映画も、DVDであるかわからない。詩も書いてる。このドアーズの映画自体はあまり、面白みのあるものではないけど、ヴァル・キルマーの演技はいいね。顔もジム・モリソンと似ているわけ。でも、例えばね、1969年のマイアミのライブでジム・モリソンがもう、ラリッテライブになってないのだけど、そのシーンとか再現してるのね、けれど本当のは、もっと狂ってぶっ飛んでるから。俺は、「LA WOMANN」とか有名だけだ、これアルバムになってないよな、と思う。でも、全てのアルバムのと比べて、一番好きなのは、この1969年のマイアミライブ。ほんと笑えるし、ぶっとんでてよ、だって、ライブに来てる客が、もう、ジム・モリソンがラリラりで、ファンがだぜ、切れてブーイングとかしてるのに、ジム・モリソンはさらにラリラりであると思ったら、いきなり客と喧嘩はじめたりでさ、ほんといいね。一時期、俺、毎日聞いてたもん。60年代、70年代のロックはよかったなという話。俺は、やれとは言わないよ、でも、P2Pなんかで、運が良ければ見つけられるかもね。おわり。

ブログランキングに参加中。推薦クリックお頼み申す
人気blogランキング