カードシステムについて

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ードシステムに関して少し触れます

ーマンみたくなりたい方はこまめにカードシステムを数十年かけて構築すれば、きっと大きな仕事ができるでしょうが、少なくとも私のような一介の社会学徒は、なるべくカードを書かないことが望ましい、という判断に現在の私は至っています。

を読むと、重要そうな部分がここかしこに在り、ついついカードに記入したくなりますが、そこは我慢です。以前の私は社会学者になるつもりでいたので、こまめにカードを書いていました。それは、いずれ書くであろう著作のためであって、カードはアウトプットするために書きためるもので、単に知を欲する者、インプットのみにとどまる者には必要ありません。データベース化社会では、それなりの作法を身につければ、容易に自己の欲する知(情報)を得ることができますし、カードに記入する時間があれば、それだけ読み進めたほうが多くの情報を得ることができる。社会学者になることをやめた私は、今後、社会学に関する論文や著作をアウトプットすることは、確実にないのでカードをこまめに書くことも止めてしまいました。ちなみに私は数千枚のカードを書いたと思われますが、ほとんど、読み返して使用する機会はありません。つまり、カードシステムは数千枚程度ではほとんど機能しないわけで、そんなことに労力をかけるよりかは、読みなぐったほうが
よいということになります。
 
れでもカードを書かずにはおれないという方は、書に記入されている情報ではなく、情報を分析して生まれた、自分の考え(思想)をカードに書くことです。その場合、後から何について書いてあるか明確にするために一つのカードには、必ず一つのテーマのみにし、一枚のカードで完結させる。文章で云えば、一つのパラグラフを書くわけです。短文ですが、そこに書かれているものは、自分オリジナルの視点、思想です。こればかりは、どのデータベースを当たっても該当することなしです。上段には、シンプルなタイトルを複数あげる。そして関連するテーマを書きます。ルーマンのように数字で関連づけるのもいいでしょう。必ず、自己の思考の元になった書名、出版社、ページを記入すること。パクリはいけません。カードをジャンル分けして、整理しますが、それはあくまでも目安で、何について書くという目的が決まった時に初めてタイトル、関連項目を参照し、カードの分類が始まります。書く上で大切なことは、自己の視点でものを書くということ。情報が誰にでも開かれているのだから、自己の視点、思想で勝負しなければならない。
 
リジナルな視点を書けるようになるには、著者の書いていることを、違う言葉で書き改めることが有効でしょう。カードに記入する場合には、思想の内容は著者のもので、自分の言葉で書き改めたことを必ず記しておく。トレーニングをつんでいけば、自己独自の視点というのは、浮かんでくるものです。それを逃さず書きためておく。ですが、カードを創ることを自己目的化してはなりません。あくまでもカードは手段なのですから。
 
後に何に書くかについて触れておきます。カードの大きさは様々ですし、多くのデータベースソフトもあります。参照するのは、紙のカードのほうが勝っているように思えますが、ソフトは検索機能、編集が有効です。以前、私はB6の紙のカードを使用していましたが、現在は「紙copi」というシェアウェアを使っています。難解な機能は省き、非常に使い安く、このソフトに定着しました。以上、カードについて思うところを書いてみましたが、参考になるかどうか。


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