社会学やって何になるの??

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 社会学をやっていると間抜けな他人が尋ねてくる。「社会学やって何の意味があんの?」もうこの問いは社会学をやる上でのイニシエーションみたいなもので、避けて通ることはできないものですね。

 「あんたー、それを云ったらお終いよ・・」って私、内心、悲しくなるのだけれど、次から次へと、とほほな方が現れて厚顔無恥ひっさげて、お尋ねあそばすのでございます。

 

 資本主義社会。きっと、職や金につながらない学問は意味がないとお考えなのでしょうが、人間は意味づけする動物でありますから、「金になる学問が意味がある」という見解は、「金になる学問は役にたつ」と意味づけしているにすぎないのであり、少なくともこの事実にお気づきの上で「社会学やって・・」と尋ねてもらいたい。それは私自身にも当てあまることであり、つまり、「社会学やって何か意味があんの??」と尋ねることに意味がないという主張する私の言説も、社会学やって何か意味があんの?と尋ねることに意味が無いと意味づけしているにすぎないのであり、そうすると社会学やって何か意味があんの?と尋ねることに意味がないと意味づけしているにすぎない言説もまた、社会学やって何か意味があんの?と尋ねることに意味がないと意味づけしていることを意味づけしているということになり、もうネバーエンディングストーリーに巻き込まれ狂人的思考に陥るのでありました。

 そのお答えに関連して申し上げることがあるのですが、最近、何と云えばよいのでしょうか、スピリッチュアルな人、私よりもかなり年上なのですが、あの、私には不可視である違うステージの方とコミュニケーションできる人っていますよね、そんな方と会話する機会があったのです。その方だけでなく私はずいぶんヒッチハイクで旅をした経験がございますので、ホワイトブラザフッドと出会う経験が少なくないのです。ホワイトブラザフッドとは、最近、その方から仕入れた言葉なのですが、世界には人類を導くべく選ばれた方が20万人ほどいらっしゃる。その選ばれし者達をホワイトブラザフッドと云うらしい。さらにホワイトブラザフッドにもピンからキリまであるようで、私がありがたくお話を頂戴した方はイエス仏陀クラスのホワイトブラザフッドであると豪語しておりました。

 最近、私はホワイトブラザフッドに呪い殺されること覚悟で、いっちゃっている方々をホワイトブラザフッドと呼称しているのですが、いえいえ、生きる指針としての教えを抱くことは全く悪くありませんし、むしろホワイトブラザフッドの方々は人格者であり、よく勉強もしているのですが、私がホワイトブラザフッドの皆様を揶揄するのは、勉強の範囲にやや偏りがあり、思想に柔軟性がなく排他的であり且つ、かなりとほほで、くるくるぱーだからであります。

 ホワイトブラザフッドと多く接すると彼らの教えの理念型、つまり皆に共通するお決まりの型みたいのが見えてくるのですね。それが、どうしようもなく単純というか、あふぁーというかお馬鹿なのでありますが、それを彼らは決まって鼻くそレベルの言葉、「真理」といいますが、その真理をいかにも厳かに俺はすごいんだぞ的なお顔でおしゃっられる。

 そろそろ社会学の話になってくるのですが、社会学ルーマンを勉強してみようかなと悩まれているかた、少なくとも限りなくとほほに近い勉強量のこの「自分」でさえ、ホワイトブラザフッドをホワイトブラザフッドの威厳はどこいったのー?と思われるほど、めためたにけちょんけちょんに論理的に私の目前にひれ伏させることが可能です。それがどうしたと云われると、はい、それまでよ、なのですが。思想や教えと云ったものを批判的な目で見て考え、相対化することは、その思想をより深く学ぶ上で不可欠なものだと思うのです。ある教えにただ盲目なだけのホワイトブラザフッドは無知ですね。私はホワイトブラザフッドを相対化し、ある意味、戦いを挑む気持ちで社会学を使用しており、その点に関してはイエスレベルと仰られるホワイトブラザフッドに泣きべそかかすくらい、社会学が有用である。

 それだけでございます。社会学をやっていて何の意味があるのかと尋ねられるあなたへお答えします。ただ、それだけでございます。これまた意味づけの問題でありますから、それに意味があるとかないとかのお話しは不毛かと存知ます。

 予断ですが、ホワイトブラザフッドが生きる上で何に意味を付与しようが自由なので、こちらに無害な限りは。いちいち論理的に論破しようなんて野暮は私みたく人格的破綻者と呼ばれたくなければ止めましょう。それとホワイトブラザフッドの方々の、ある意味、我々とは超越した、語り得ないものを言葉を使用して説明する、もちろんそれは破綻し切ないものでありますが、その努力と誠意はすばらしい。が、お前は終わってる!

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