表では云ってけど、アクセスアップの話の続き

 あのさー、まあカスタマイズできないこともないブログもあるけど、このはてなとかな。自分の「言論」の場としてのブログを選択ってこれ失敗なわけな。けど、一般の方は他の発言メディアがないからブログを選択するのだけど、全ての発言を読んでもらおうとするとブログはだめだな。その点で言論メディアとしてのブログは失敗すると云っているわけ。まずブログを訪れた人は遠い昔に書いたものなんて、探して読もうとしないからね。ここ最近のエントリーを読むのがほとんどなわけさ。

 永井さん、いるよな。哲学者の。おめーたちは、あの人がブログで書かないで、自分のサイトを創って書いてるの、イケテナイと思ったことない?哲学者だからブログが流行ってるの知らないのかね?と思ったりしたことない?いや、まじで真相はしんねーよ。けれど限りなく正しいものと思うが、あれは自分の書いたものをブログで書くことで時系列で並べられ、過去に書いたものが読まれないという状態をさー、回避するために、ホームページ立ち上げて書いているわけよ。と思います。

 それにな、やっぱブログには、長文という形式のものとは相性が悪いわけな。だめブログばかりで、それは読む側も判っていてさ、まあブログを真剣に読む奴はそんなにいねえだろ。娯楽というか、馬鹿どもの戯れを自分の馬鹿さに気がつかず、せせら笑って馬鹿にする。これ即ち、ブログを読む作法なわけな。

 永井さんは優秀な方だけど、自分の立ち上げているホームページで書いている長文をブログで書くとなると、これは痛いなー。永井さんは尊敬に値すると思うけど、そんなこと思っているのは、日本の人口の数パーセントのちょっと哲学とか、かじっている奴らだから。ほとんどの奴らは、例えば「ポストモダン」なんてタームもしらないし、況や、宮台信司だってよ、まあ若者の俺ら世代ぐらいは知っていると思うが、おじちゃん、おばちゃんとか、それより上の世代なんて知らないわけさ。つまり日本の人口のメイン世代達なんて、システム論なんて、なんですか?状態なわけよ。

 おめえらさ、本を出すとお金持ちになれるとか思ってねーえ?俺にも、気持ちはありがたいが早く著書を書けと進める方々が時にいるけどよ、あのよ、宮台さんの著書がどのくらい売れているか、例えば、他の分野の「漫画」の売れてるランキングと勝負してみるとする。そうすると、まず、売れっ子書き手ベスト20の中にも入れないだろうな。おそらく、20万冊は超えてるかもしれないがな、あんなニューアカの残滓的なもので、学問をポップに表現して、とっつきやすいものにしても、その世界では20万部売れたら、編集者は大喜びの世界なわけ。だけど漫画は100万部売れるものなんて当たり前の世界なわけ、もう次元が違う話になってる。

 ベムが宮台は少年犯罪厳罰化の「戦犯」だ!なんて、読むと俺、ほんと知識人ごっこという茶番を見ている気持ちになっちゃうわけ。そんな売れない分野で書いてる人が戦犯になるなら、漫画家たちはさらし首の刑になるほど、世に影響を与えてるさ。おめえらもちゃうか?影響されたものって何よ?やっぱ、俺はもう号泣しながら何度も読みかえしたものって、高橋留美子の「めぞん一刻」だもんよ。子供の頃だから、影響度もすごいものになるしな、だからルーマンなんて、「めぞん一刻」と比べればぜんぜんなわけ。俺の頭の中では今でも、そう、この今でもよ「響子さーん、好きじゃー!」て言葉が、俺が、ごだい君に成り代わって叫び続けているわけね。あれを読んだ子供次代から今までさ。それってすごいよな。変態だよな。「めぞん一刻」は今でも文庫化されて、売れ続けているけど、例えば浅田の『構造と力』が80年代に大うけして、今でも売れ続けている、それと比べっこするのも畏れ多いという次元の話し。高橋留美子は戦犯か?ベムよ、戦犯なのかよ?俺の響子さんは万死に値するのか?はっ?

 それで、一冊売れていくら本人に入ってくると思う?セカチューが死んでる純文学の中で、春樹の『ノルウェーの森』の売り上げをこえて話題になったよな。400万部なんて、純文学では考えられないことなわけ。もちろん学術系なんていわずもがなよ。恐らく、あれで正確なことは、なかなか編集者と話しても云わないのだけど、2億から3億ぐらいだと思うぜ、何十年も売れないもの書いてきて、やっと射止めた、もうこの後絶対にあり得ない奇跡にその報酬は果たして、多いいといえるだろうか?あれ書いちゃって、あの人は文壇では嘲笑の対象というか、相手にもされない者ということになっちゃったんだからな。これは本人にとってはきついんじゃねーの?入ってきた金も、ほとんどは税金で持っていかれるからな。

 それでもまあ、せかちゅーの何だっけ、書いた人は成功といってもいいな。細々とは暮らしていけるだろうからな。売れないもの書いていてもな。自分の作品がもっと、おいしくなるには、ドラマ化、映画化されることが作家の念願なわけよ、そういう付属物、あと文庫化な、そんなのがセットでついてきて、やっとおいしい収入が、それでも俺は労力とは全く見合わないと思うけどな、入ってくるわけよ。書いて出版するなんて簡単なわけ、そこで生き残っていくのが皆できないからつまり、売れないから100年に一人の逸材とか云われてデビューしてもすぐに消えていってしまうわけ。

 あのよー芥川賞直木賞を取った奴で今でも一戦で書いているってのが何人になるか調べてごらん。おもしろい惨憺たる状況が判るから。ああまた、タイトルと違ったこと書いてしまったけど、疲れたから、おわり。ばいばい。

関連テクスト:http://jibun.seesaa.net/article/2212672.html#more

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